もしかして私だけ?アラサー女がやりこんだマイナーゲーム4選
もともと特別なオンリーワン。夏野かいわれです。
初代プレイステーションが発売されたときに小・中学生でした。
そして振り返れば「なんであんなマイナーゲームを狂ったようにやりこんでたんだ?」と思うゲームがちらほら。
そんな4本のゲームを当時の思い出とともにご紹介します。
当時を思い出し、熱いパッションに導かれるままに記事を書いたので、まったくゲーム内容の紹介になってなくてすみません。
ゲーム好きが気持ち悪くも熱く語るよ!
知ってるゲームがあればうれしいです…!
ヒロイン・ドリーム
超一流の芸能学校にスカウトされたかわいい一般人「舞木静」を、高校3年間を通じて育成し、未来のトップスターに押し上げるゲーム。
ライバルとなる生徒たちは静と違い、すでに歌手やモデルなどの輝かしい実績を積み上げている女の子たち。
この強力なライバルに打ち勝つように、ちょっとかわいい一般人をプロデュースするのが主人公の役目。
しかも静にはプロデューサーとして会うことは許されず、「学園内をうろつく占い師」というなんとも通報されそうな職業に変身して接触しなければなりません。
まあ要は「好みの女の子を選べない、育成ゲーム」です。
中学生くらいのときにこのパッケージを見て、実際に購入した経緯はまったくわかりません。
当時の自分はそこまで二次元美少女に興味はなかったし、本当に謎です。
あの頃の私に伝えたい。よくぞ買った!と。
マルチエンディング方式で、静の育成方針によっては歌手になったりモデルになったりと、その後の人生が変化します。
ちゃんとしたキャラ育成ゲームをプレイするのは初めてだったので、最初の頃はかなり悪戦苦闘しましたがコツを掴めば割と簡単。
そうして毎日狂ったようにプレイしていました。
現在「ヒロイン・ドリーム」はPS Storeでゲームアーカイブスとして配信されています。
何十年ぶりかにプレイしても、相変わらずUFOキャッチャーの勝率は100%だし、「この廊下で泣いてる音夢ちゃんと会話すると次のイベントが発生する!」など主要イベントも全部覚えていて感動。
ちなみに続編である「ヒロイン・ドリーム2」は買いませんでした。
前作をあれだけやりこんだのに、その続編においてはまったく食指が動かなかった。
私が育てたヒロインは、生涯「舞木静」ただ1人です。
ザ・タワー
超巨大・超高層ビルを経営するシミュレーションゲーム。
同じ人々の生活基盤を作るゲームなら「シムシティ」のほうがメジャーですが、私がハマったのはこの「ザ・タワー」。
与えられる土地の上に飲食店やオフィス、住居やホテル、さらに屋上に結婚式場があるほどの超高層ビルを建設できます。
飲食店やオフィスからはテナント代を、住居からは家賃をもらい、貯めたお金で新しい設備に投資してさらに規模を拡大していく作業ゲー。
ただし、もちろんそんな安々とゲームクリアできるほど甘くはないです。
ビルを利用する人々のストレスをいかに緩和するか、が大きな鍵。
特にビルの規模が大きくなればなるほど、人々のストレスは溜まりやすく、最悪出ていってしまうことも。
この「利用者のストレスケア」で特に苦労したのが、移動手段の確立でした。
エレベーターの待ち時間が増えれば増えるほど、比例して人々のストレスもアップ。
そしてビルが縦に長くなればなるほど、難易度もアップ。
上階から下に行けなくてイライラ、1階から上に行けなくてイライラ。
しかもエレベーターは無限に設置できるわけではないので、エスカレーターや階段も駆使ししなければなりません。
ほかにもホテルの清掃を怠らないように人を雇ったり、飲食店からGが発生したら泣きながら駆除したり…。
そうやって自分のビルを眺めて、時々神の手でメンテナンスする瞬間が大好きなゲームでした。
クロス探偵物語
続編の予告PVまで制作されていたにもかかわらず、ついに発売することは叶わなかったあらゆる意味で忘れられないゲームです。
探偵の「黒須剣」を操って、凄惨な事件を解決していく推理アドベンチャーゲーム。
CEROの概念がなかった時代のゲームなので、アニメ調ではあるものの死体がかなりグロい。
いや、逆にアニメ調なことがグロさを強調させてたかも…?
ストーリーはかなり大人向けで、当時小学生?中学生ぐらいでしたが「SMプレイ」が背景にあった事件のときに「あ、私このゲームの対象年齢から外れてるな」と悟ったものです。
女子校が舞台の事件で、犯人が使ったトリックをゲーム内キーボード?で単語を直接入力する必要があったのですが、幼い私にはそれがわからなかったので親に解いてもらったこともいい思い出。
様々な舞台で様々な事件に見舞われましたが、一番心に残っているのはその女子校が舞台の事件。
犯人の動機も女性にとっては悲痛なものでしたし、何より救いがない……
続編の発売を首を長くして待ちわびていた身ですが、時代がPS4になった今はむしろ続編発売してほしくないな、と思います。
あのゲームは規制のゆるかった時代で、今より低画質の初代PSで発売したからこそ、輝いていたゲームだったと思うからです。
万が一「PS4で続編発売!」となっても、あまりうれしくないかな……
むしろゲームアーカイブスという形で、ハードはPSで出してほしいです。
九龍妖魔學園紀
上記であげた3作品より知名度はかなり高いかも。
「東京魔人學園」シリーズの今井監督が手掛けた、学園伝奇ジュブナイルゲーム。
昼は学生生活をエンジョイ!夜は学園に隠された遺跡の中にダイブ!敵をボコボコにしてお宝ゲット!
という、アクティブすぎる二重生活を送るトレジャーハンターが主人公。
敵対するのは生徒会!と、まさにジュブナイルと薄暗いダンジョンに潜るのが好きな自分には最高のゲームでした。
遺跡の存在に囚われた学友を救い出し、その後は仲間として遺跡に潜れるのも最高。
このゲームには依頼人から依頼を受注し、望むアイテムを渡すいわゆる「クエスト」システムがありました。
ただひとつ違う点は、依頼人希望のアイテムを入手した時点で、あえて渡さずにそれを自分のものにできること。
つまりまあ強奪です。いや、横領?
アイテムを強奪すると依頼人の好感度が下がるため、それを上げるためにまたクエストを受注し、でも自分がほしいアイテムがあれば強奪し~という無限ループ。
この作業感がなんともたまらない。
クエストはいかに自分がほしいアイテムを依頼人に出させるか、そしてそれを横取りするか、です。
私の鉄板プレイスタイルは、必ず序盤で「皮の鞭」を依頼人から強奪すること。
「鞭」系の装備はいわば広範囲攻撃のようなもの。
序盤で「皮の鞭」を「ファラオの鞭」に進化させることで、バトルの難易度がかなり下がります。
それと「王様プリン」などのプレイヤーのステータスが直接プラスされる食べ物は必ず強奪して、むしゃむしゃと食べてました。
おかげで「レベルはそんなに高くないくせにステータス補正でムダに強い」主人公が完成。
私は主人公の相棒の立ち位置の「皆守(みなかみ)甲太郎」のことがすごくすごく好きでしてね。
交流を深めた生徒とはクリスマスイベントが発生するんですが、皆守と過ごすにはことごとく女性キャラとのフラグを折らなければならないという、わがままヒロイン野郎(褒めてます)。
この「九龍妖魔學園紀」のせいで、私はいつまで経ってもPS2を売ることができません。
最後に
過去にドハマリしたゲーム4本を紹介……というか熱く語っただけですが、キーボードを叩いているうちにあの頃のパッションを思い出して心躍りました。
いやあ、ゲームってほんっとうにいいもんですね。
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