【映画ネタバレありレビュー】劇場版「魔法科高校の劣等生〜星を呼ぶ少女〜」感想
体中がバキバキに痛い。夏野かいわれです。
6/17に公開された映画「魔法科高校の劣等生~星を呼ぶ少女~」の初日に鑑賞。
その感想を書きたいと思います。
若干ですがネタバレありです。
まずは舞台挨拶
キャストの方々が登壇した舞台挨拶を、離れた劇場からライブビューイングで視聴。
その際に以下の内容が語られました。
- TVシリーズとスタッフは異なるが「劣等生」らしさにこだわって制作された
- サービスシーンも含めて様々な要素が盛り込まれている
- さすがですお兄様
この舞台挨拶を経てから映画本編を鑑賞したところ、確かにサービスシーンもあって多くの要素が盛り込まれていました。
女性陣の水着シーンが冒頭から見られます。
けど多くの要素を盛り込みすぎて、肝心のメインストーリー部分が薄味になってしまったな、というのが正直な感想です。
ゲーム版を未プレイだと補完できない
本作にはPSVita専用ゲーム「魔法科高校の劣等生~アウトオブオーダー」のオリジナルキャラクター「リーナ」が出てきます。
ゲーム以外の映像化は初というこの「リーナ」。
私も「はじめまして」の状態で映画を見たのですが、急に出てきて場をかき乱して最後に達也と協力していつの間にか退場した、という印象しか残ってません。
ゲーム未プレイ組のために、劇中で達也たちとの関係性など少し補完してくれるかなー?と思っていたのですが、そんなことはなかったです。
すでに達也たちと交流がある前提で話を進められるので、ゲーム未プレイの身からすると置いてけぼり感がありました。
終始駆け足でとにかくゴチャゴチャしてた
人権を無視した非情な研究が行われている施設から逃げ出した「九亜(ここあ)」を保護し、そして彼女から依頼を受ける。
「研究のために捕らわれているほかの少女たちも助けてほしい」と。
上記のようにストーリーの一端を抜き出せばわかりやすいのですが、ここからさらに「リーナ」率いる魔法部隊「スターズ」が絡んできたりと、かなりゴチャゴチャします。
達也たち魔法科高校の生徒以外にも複数の組織や思惑が絡んだ結果、諸悪の根源だったはずの研究所の所長の存在感が薄味に。
あっさり降参してあっさり研究データを達也に渡してしまいます。
個人的には「九亜(ここあ)」と「リーナ」のどちらか一方にスポットを当てたストーリーにすれば、きれいにまとまったのでは?という印象を受けました。
映画という限られた時間の中で語られるストーリーの中にキャラクターを詰め込みすぎた結果、終始駆け足を迫られ薄味に仕上がってしまったような……。
同じアニプレックス系でラノベ原作の映画「ソードアート・オンライン~オーディナル・スケール」はきれいにまとまっていたので、どうしても比較してしまいます。
お兄様のチートっぷりが発揮されてない
お兄様のいい意味で笑っちゃうくらいのチートっぷりを楽しみにしていたのですが、正直それほどでもなかったな……と。
バトルシーンも期待していたよりは少なかったですね。
公式が「そして司波達也は、伝説となるー」というキャッチコピーをつけてますが、TVシリーズのお兄様のほうがよっぽど伝説だったよな、と思ってしまいました。
総評
原作小説もアニメもゲームもすべてチェック済みです!というファンの方ならもっと楽しめるのかも?
来場者特典も1週間ごとに追加&変更されるそうですし、周回すればストーリーの全容もきちんと把握できるかもしれません。
が、私は劇場で見るのはもういいかな……と思っています。
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