【ネタバレありレビュー】にわかでも泣ける!ポケモン映画「キミに決めた!」感想
初代ポケモンはローソン限定販売の「青」を買ってもらいました。子どもの頃から限定物好き、夏野かいわれです。
先日の日曜日に、にわかでありながら同じくにわかの友人と今夏のポケモン映画「キミに決めた!」を観てきました。
にわかなりの感想をババーっと書いていきます。
はじめに鑑賞者のにわか度
まずは私のポケモン知識について。
- ゲームは青・ピカチュウ・金銀のみプレイ済み
- アニメはポケモンショック事件まで視聴
- 劇場版:未鑑賞
このにわか知識を堂々と引っさげて、ピカチュウを全力で愛でるためだけに今回映画館の門を叩きました。
映画の感想
とにかくピカチュウがかわいい
とにかくピカチュウがかわいい、そんな癒やし満載の映画でした。
さすがアニメ放映15年経った今でもトップスターであり続けるポケモン……。
ポッチャマと仲良く遊ぶシーンもふんだんに盛り込まれていますが、それでもピカチュウの圧倒的かわいさよ……
いや、ポッチャマもかわいいけども!
でもサトシにスリスリするところとか、全体のフォルムとか鳴き声とかもうピカチュウは”かわいい”でできてるんだ、と戦慄しました。
サトシは等身大の10歳
旅立ちの直後からポケモンに石ぶつけたり、バトルで負けたことが認められずいじけたり、一時のテンションに身を任せて友だちのバタフリーを手放すはめになったり…
自分勝手な奴だ!と思うこともありましたが、でも世の中の10歳ってこんな感じなんじゃないかなーと。
自分の思い通りにならなくて周りに当たっていじけても、最後にごめんなさいが言えるだけいい子だと思いました。
私の年齢がもっと若いときにこの映画を観たら、また違った感想だったかも。
ピカチュウが……?
映画のまさにクライマックスで、ピカチュウが人間の言葉を発しました。
「ずっと一緒にいたいから」と。
このセリフで私の涙腺が決壊したのですが、「ポケモンがしゃべるなんて!」と思う人もいるかもしれません。
個人的には、あのシーンは実際にピカチュウがしゃべったのではなくて、現実を超越した2人の精神世界が展開されてそこで通じ合った…という意味だと思ったのでアリかな、と。
※ほかのアニメで例えるならこういうシーンのイメージ
サトシとピカチュウの絆、なによりピカチュウの真っ直ぐな思いにきれいな涙を流し続けていました。
隣の席にいた、小学生ぐらいの男子も嗚咽が出るほど号泣していました。
彼はきっと、優しい男の子になると思います。
ポケモンGOで期間限定出現のサトシの帽子をかぶったピカチュウ見るだけで目頭が熱くなる…
もうひとつの目玉・ホウオウ戦は?
アニメ第一話に登場したにもかかわらず、その後ほったらかしだったという情報は聞いていましたが、今回の映画では旅の目的ともなるメインのメイン。
サトシが紆余曲折を経て、ちゃんとホウオウに会いに行きます。
手持ちポケモンがピカチュウとリザードしかいない超初期に伝説のポケモンに会いに行くという、10歳ならではの無鉄砲さにヒヤヒヤさせられます。
というか終始サトシがポケモンを全然ゲットしないことにびっくりしたのですが、アニポケってこんな感じなんでしょうか。
ちゃんと捕まえたのってキャタピーだけだった気が…
サトシが目指すポケモンマスターとは一体……?など、ムダな疑問が生まれましたが、ホウオウとはクライマックスで戦います。
ただ、バトルシーンは正直かなり短め……
新ポケモン「マーシャドー」にかなり食われてしまっていました。
初期の伝説ポケモンはつらいよ。
総評:にわかでもピカチュウのかわいさで泣ける映画
前述したとおりのにわか知識だけで映画を観ましたが、本当に泣けました。
ピカチュウ、キミはかわいいけれどなんておそろしいアイドルなの……
夏休みにぴったりの、熱くてあたたかい映画でした。
おすすめの一本です。