【ネタバレありレビュー】ギャグパート最高!実写版映画「銀魂」感想
エリザベスのかわいさがなかなか理解してもらえなくて苦しい。夏野かいわれです。
先日の三連休に、実写版映画「銀魂」を観てきました。
ちなみに自分は原作マンガ・アニメのファンで、今回の実写化にはどちらかと言えば否定的でした。
気になるストーリーは?
紅桜編8割+原作1話の冒頭とカブト狩りが2割
キービジュアルどおり、高杉率いる鬼兵隊と初対決を果たす紅桜編がベース。
紅桜編に突入する前に、キャラクターの自己紹介を兼ねた原作1話の冒頭とカブト狩りの話が追加されたオリジナルストーリー。
カブト狩りのときにヅラが真選組と殺陣を演じる場面があったのですが、その後の「ヅラあんなに強いのにやられた!紅桜やばい」と思わせる伏線だったのかなーと。
ギャグパートが面白すぎる
紅桜編突入後に挟まれる、実写映画オリジナルのギャグパートがめちゃくちゃおもしろかったです。
銀魂特有の「これ版権元から怒られるやつ!」なギャグも健在。
源元さんとか、もうギャグパートのためだけにでてきたキャラでした。
そして、小栗旬さんや橋本環奈さんら「中の人」をネタにしたギャグも序盤からぶち込むぶち込む。
ドラマ版「花より男子」のネタは最近の若い子に通じるのかしら…とか、いらん心配しちゃったよ。
あと橋本環奈さん、すごい体張ったなあ…と尊敬しました。
鼻ほじる・ゲロ吐くなんてかわいいもので、アイドルとして超えちゃいけない一線を3mくらい超えてた気がします。
紅桜篇の改変部分
オリジナルのギャグパート以外に、シリアスパートにおいても独自の改変が行われていました。
原作より、高杉出演シーンが増えたかと。
原作で船から脱出する際に、ヅラと銀時が背中合わせで戦うシーンも高杉との因縁の対決シーンに差し替えられています。
熱い男の友情よろしく、拳で語り合う二人。そして女子かよ!と思わずツッコんでしまった高杉の美しい御御足。
高杉の出番が増えた分、ヅラのシーンが少しカットされたかも?
CGのクオリティは?
はっきり言ってひどかった
ストーリーはギャグも面白く、俳優さんたちの演技もすばらしいので実写化も気にならないほどでしたが、CGはちょっとひどかった。
天人は完全に着ぐるみにしか見えなかったし、定春も「もろCGですよね」というぐらい違和感が強い。
映画は原作1話の冒頭から始まったのですが、そのときの茶斗蘭星大使を観た瞬間に「あ、この映画やばいかも」と思うくらいに着ぐるみ感と違和感がすごかったです。
原作を知らない人でも楽しめる?
最低限のキャラ知識がないと難しそう
上映時間が限られた、しかも「最初で最後の実写化」と謳っているだけあって原作ファン向けの内容になっていると思いました。
銀さんと新八の出会いの冒頭をサラッと撫でるだけで、その次のシーンからCDTVがはじまり、そしてカブト狩りに移行します。
もうあっという間に万事屋結成済み状態。
万事屋と真選組、ヅラ(攘夷志士)についての知識だけ仕入れておくだけでかなり楽しめるかと。
総評
マンガ原作の実写化としては成功では?
CGのクオリティがいまひとつだったり、ファンによっては気になるかもしれない紅桜篇の改変などありましたが、自分はかなり面白かったと思います。
映画館で我慢できないくらい、笑わせてもらいました。
空知先生がきっとコミックスなどでネタにしてくれると思うので、原作ファンの方は一度映画館に足を運んでみてはいかがでしょうか?
こちらの記事もオススメ