在宅ワーカーってみんなが思うほどまったく暇ではないよ
プロフィールページでもちょろっと触れましたが、私は正社員になる前に、在宅ライターの収入で食べていた時期がありました。
収入は、都内近郊の都市でひとり暮らしを維持できる程度。
文章を書くことは好きでしたし、楽しく仕事をこなしていましたが、周囲に「在宅で働いている」と言うと「いいなー楽そう」と羨ましがられることがしばしば。
いやいや、そんな思ってるほど在宅ワーカーって暇じゃないよ?
と、いつも心のなかでギリギリしていました。
※かつての職業である「在宅ライター」寄りの記事です
世間が思うほど暇ではない理由
長時間稼働と締め切り
「在宅で働いている」と言うと「平日時間があってうらやましい!いろんなところに遊びに行けるじゃん」と返されることがありますが、全然そんなことありません。
確かに平日に病院や役所に行く時間ぐらいは確保できますが、私の場合、毎日の実働はだいたい10~12時間。
それにライターという職業上、毎月締め切りが設けられていたため、締め切り直前は余裕なんてほとんどありませんでした。
前もって計画していた旅行先に、ノートパソコンを持参して移動中にひたすらキーボードを叩いていたことも。
「在宅ライター」=「個人事業主」であるため、発注元からの信用が第一の商売。
自分で仕事を取ってきて信用を勝ち取るためには、平日に遊びたくても遊べなかったのです。
どんどん新しい仕事を開拓できる
能力や人脈があれば、どんどん新しい仕事を開拓でき、報酬アップも可能に。
ある程度給与の天井が決まっている会社員とはここで差がつくかと思います。
ただ、どんどん仕事を開拓していくほどに、当たり前ですがどんどん多忙に。
前述した「長時間の稼働と締め切り」の項目と結論は同じですが、やっぱり平日に気軽に遊べないんですよ。
在宅ワークのメリット
周囲から「楽そうでうらやましい」「将来不安じゃないの?」といった冷たい視線の先には、在宅ワーカーならではのメリットがあるからだと思います。
出勤不要で自由な時間に仕事ができる
もうこれしかないですよね。
会社に出勤する必要があるとどうしても「朝8時起床」といった1日のスケジュールが必要ですが、在宅ワーカーにはそれがありません。
昼前に起床して、夕方に昼寝を挟んだり。さらに深夜~明け方にガッツリ稼働する、といった働き方も可能です。
この「通勤時間がない」という点が、満員電車に揺られる社会人にとっては非常に魅力的だと思います。
そこだけは、本当に大きなメリットでした。
むしろこのメリットがすべてのような気も。
近年はクラウドワーキングサイトも増えており、在宅ワーカーとしての働き方が定着しつつあると思います。
かく言う私も、自分が在宅ワーカーデビューする前は「平日気軽に遊びに行けてラッキー☆」と思っていたクチです。
が、現実はこの記事に書いたとおりまったく時間が取れず…
「こんなはずでは…!」と、描いていた未来予想図とのギャップに打ちのめされました。
もし親しい人が在宅ワーカーにジョブチェンジしても、一言目に「時間があっていいね」なんて言わないでください。
もちろん、中には私とは比べ物にならないほどのスキルがあって、効率的に時短で働いている方も多いと思います。
が、眼精疲労と運動不足に日々悩まされながら、引きこもっているワーカーもいることを、忘れないでほしいのです。
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